日中に訪れて居た友人宅をでてから、妻と新大阪のホテルで待ち合
わせていたので、そこから道頓堀へ行ってみることにしました。
相変わらず、道頓堀は大勢の人であふれていました。
下の写真は大阪松竹座、本日は休演日とかでエントランスの雰囲気だけでも
味わいたかったのでちょっと寂しいです。
正面玄関の上部です、1923年創建当時のネオルネッサンス様式の特徴
が残っていますが、建物自体は1997年に改築されこの部分が残されて
いるようです、厳かななつくりで威圧感がありますね。
それにしても人、人、人、です、修学旅行中の女子高生でしょうか、
あとは観光客でいっぱいです。
それにしてもあいかわらず、かに道楽の看板は巨大で、食をそそりますが
二人で入ると2万円近くかかりそうなのでサンプル食品だけで我慢!
朝、東京を出るときからずっと小雨がふりつずいていましたが雨にくすぶる法善寺
も落ち着いていてなかなkいいものです。
法善寺横丁の通りは難波情緒をかんじさせる通りで、表通りとは変わって
風情が感じられます、それとともに関西弁が聞こえてくるとなにか気分も
難波というよりは、村田英雄さんが歌った浪花という街のイメージにひたれ
ます。
こんなけばけばしさいも大阪の泥臭ささを表していますね。
散歩のあとは、なんばグランド花月で観劇しました、55歳以上3500円の
チケットをふんばりましたが、普段テレビで見慣れている芸人さんがまじか
でみれて約2時間の公演は十分大阪のお笑いを堪能でき、チケット代も
もとを取れました。
観劇後は軽く腹ごなしという事でグランド花月館内にある花月うどん店の
「千とせ」へ入りました、ここでは以前から楽しみにしていた肉吹いを注文しました。
肉吹いはご覧のとおり肉うどんにうどんが入っていません、肉吸いの起源
というか、いわれは松竹新喜劇の俳優さんの花紀京さんが二日酔いで
店を訪れたときあまり食が進まなかったので肉うどんのうどん抜きを注文し
それが口コミで広まりメニューに加えられたそうです。
味のほうはうどんが入っていないのであっさりと食べられ出汁がなんともいえず
甘味があります、私はトッピングで豆腐をいれましたが旅疲れの私にはちょうど
よい量の食事になりました、是非一度食されてはいかがでしょうか。
千日前付近は様々な種類の雑多なお店が軒を並べ、目を楽しませてくれます。
小さな食堂、飲み屋さん、雑貨品のお店などなどあらゆる種類の品物があふれ返って
いてわずかな小銭さえあれば人々の心を満足させてくれます、それが大阪の所以たる
ところでしょうか。
大坂観光記念にこんなグッズを買いました、たこ焼きのイミテーション
です、見るからに本物らしくかんじさせてくれました、難点はぶら下げて
おいた時に何かのひょうしにひっかかってしまうとキーホルダーからたこ焼き
が外れてしまう事です、家に飾っておくのが一番いいかもしれません。
散歩の後、「とんぼりリバークルーズ」に乗船する事にしました、このクルーズは
道頓堀川を約20分間往復するコースです、料金はおとな900円で、夜のコース
ではどぎついイルミネーションの華やかな風景が見られるので人気のようです。
ここがスタート地点、ちょうどドン・キホーテの前から乗船します。
おなじみのグリコサインです、道頓堀といえばこのサインですね、2014年
にリニューアルされてLEDが14万個使われているそうです。
ちょっと目にまぶしすぎますが、このネオンをみると、大阪に来たんだなと
かんじさせてくれます。
雨のおかげで前方は仲のよい二人の傘しかみえませんでしたが、この
二人はタイからの観光客のようでした。
乗船してしばらくしてガイドさんがみなさんはどこからきましたかと質問し、
乗船客の回答は第一位が台湾、第二位が韓国、第三位が中国でした、
日本の方はいますかという質問に手を挙げたのは私達を含めて
たった2組でした。
傘をさしてまでクルーズする酔狂な日本人はあまりいないという事ですね。
翌日は、以前から興味のあった大阪暮らしの今昔館を見に行きました。
江戸時代の大阪の街並みを再現しています、ちょっと狭くてスケールが
小さいですが雰囲気は楽しむことができました。
海外の観光客も多くこのミニシアターも英語、韓国語、中国語と
3ヶ国語で字幕が表記されていて大変親切です。
着物の貸出もあり外国人には大人気でした。
別フロアーでは「 モダン大阪パノラマ遊覧 」というジオラマがあります。
けっこう手間がかかった作品で雰囲気がよく出ています。
明治、大正、昭和初期の街並みやら商店が再現されていてこのジオラマ
は気に入りました。
こちらは床屋さんですね、小学生の頃いった床屋を思い出しどっか懐かしさ
がありました。
見学も終わって表へでて地下鉄の駅まで歩いていると現代の理容室さんが
ありました、こんな大きな格安理容室は関東では見たことがなく、思わず写真
に撮ってしまいました。
大坂の旅も楽しめました、あとは新大阪までいって新幹線で帰ります、
新大阪で軽めの夕食をいただいてから乗車することにしました。
ハーフ&ハーフ、お好み焼きと焼きそばのミックス、両方の味が楽しめました。
お値段はちょっと高めですが1,080円、大坂は粉もの文化とよくいいますが
そのとおりですね、甘めのソースが口にひろがりビールによくあいます、
大阪の味ともこれでお別れです。
今回、大阪を訪れたのは観光ではありませんでした、学生時代の友人
宅をおとずれるためでした。
友人とのいきさつは別のページに記載しました、ちょっと個人的な内容で
おすすめできあせんが、お時間があったら「私の友人の事」をお読みください。
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