10月の事でしたが、もう大分日にちがすぎてしまいましたが、やっと掲載できました。
山手線上野駅の公園口から歩きはじめ、上野公園、湯島、東大校内、と久々にあるきました。
公園口の交差点の前は、すぐ上野公園です、駅前の国立西洋美術館ではゴヤ展を開催していましたが、時間の関係で本日は
パスします、来年2012年の1月29日までやっているようなのでまた改めて見学という事で....
上野動物園はパンダ人気ですごい行列でした、反対の方もいたようですが、やっぱり人よせなんとかです。
公園をぬけると、京成電鉄の博物館動物園駅が目につきます、一見駅には見えませんが、正体不明な建物というかんじです。
1933年に京成電車が開通して、その後、乗降客がすくなくなりやがて1997年にとうとう営業休止となり、駅への入り口だけが残って
います、幼いころ、母に手をひかれこの駅で下車し動物園へいったかすかな記憶があります、その当時からずいぶん古臭い駅だな
と感じた記憶が思い出されます。
その交差点から、桜木町方向へと向かうと、東京芸大が道の両側に見えてきます、新旧の建物が道路の左右にならんで
芸大の建物が配置されています。道路の右側には古い建物が並んでいます。
レンガ作りの建物は赤レンガ1号館です、東京都内最古のレンガ建物で1880年(明治13年)にできたそうです。
ちなみに日本最古のレンガ建物は長崎小菅にある修船場だそうで1868年(明治元年)にできたそうです。
そこから数分あるくと、その先の交差点際に木造二階建ての
建物がありました。
見学自由とのことなので上がってみました。
パンフレットの紹介文をそのまま引用すると...
「寺町から屋敷町に遷り変わった上野桜木に明治40年、日本橋
の布問屋を営む初代市田善兵衛がその居を構えた市田邸〜」
と書いています。
住居の中には蔵もあり見学させていただきました。
都会の真ん中にまだこんな建物がありました。
その先右手は谷中墓地になります、途中にあったレトロなパン屋さん、お寺通りの中では、古さを感じさせません。
店の前を左折し根津のほうにくねくねとした道をたどっていく事にしました。
途中にあった「王林寺」に元横綱千代の富士の銅像がありました。なかなか立派な像です。
今年の6月2日に完成したばかりだそうです。
根津をぬけ弥生美術館にいくことにしました。
久しぶりに夢二の作品を見学しました。
美術館をでると、塀にはレリーフがあります。
書いてあるのは
「ぬれて来ばよしや涙にあらずともうれしきものを
山のおとずれ」 夢二
とあります。
山は最愛の恋人であった彦乃です、この歌は昭和2年
に雑誌「少女の國」に掲載されたそうです。
彦乃は大正9年に亡くなりましたが、
いつまでも彦乃さんを偲んでいたのですね。
弥生美術館の真前は東京大学です、キャンパスは広く、東京帝国大学として威容をふるった面影が
あちらこちらと構内にのこっています。
下の写真は東京大学付属病院の建物、ここを訪れた理由はこのホームページを見ていただいた方からのメールで、
明治時代、刑死した死体をここで医学生たちがこぞって解剖していたそうで資料室もあるので、
是非みてきてほしいとのことだったので......
すっかり、近代的なビルとなってしまい、その当時の名残はなさそうです。
休日のせいか、資料室には入れませんでしたが、病院内は見舞客だけでひっそりとしています、
エレベーター前のステンドグラスはとても美しかったです。
トイレもホテル並みの素晴らしいトイレでした、勧めてくれた大阪在住の方、こんなコメントしか書けません...すみません。
もう、夕方となり上野へでて、不忍池の茶屋での休憩、待ち合わせた人は煎餅付きの白玉とあずきとアイスクリームでつくられた
「蓮見ぱふぇ」、私は茶屋前の蓮をつまみに生ビールで一休みです。
表にでるころにはすっかり陽はおちてしまいました。
アメ横の人だかりは相変わらず買い物客でにぎわっていました。