以前、テレビを見ていたら、シャッター街が増えているなかで活気のある商店街が

あるという番組があり気になっていました。

それが砂町銀座商店街です、アクセスを調べてみると、意外と交通の便がよくない、

東京メトロ東西線の南砂町駅か、都営地下鉄新宿線の西大島駅の中間ぐらいで、

どちらからいってもバスに乗車するようでした。

歩くのはなれているので、とりあえず、西大島駅から歩きだします、あ〜、途中から

雨がふってきました。やっぱりバスにすればよかったと....

まあ、少し小降りとなりおおよそ20数分あるいていると、突然、狭い商店街が現れ

ました。

けっこう人が歩いています、道幅は5〜6メートル、とても狭いですね、込み合っている

お店の前では自転車が道路の半分を占拠しています、ほとんどの人がご近所

らしいですね、老若男女、年代は、ばらばら、活気がありますね、昔はどこへいっても

大きなスーパーなんかはなく、どの町でもこんな感じでにぎわっていたのでしょうね。

 

古着屋さんです、100円!安い! しばらく店内を物色してしまいました、店内も

お手頃な商品が一杯あります、老若男女むけの商品がいっぱいです。

売り子さんは若い女性です、とてもあいそがいい子でした。

おもちゃ屋さんですね、なんと店先にフラフープがつるしてあります、小学生時代

にもどったような気分になりますね。

なんか、なつかしそうな食堂があります、ネーミングがいいですね、銀座ホール、

昔はミルクホールだったのでしょうか、ちょうどお昼時になったので入ってみました。

お店の中はこんな感じです、昭和の香りが漂ってきます、そういえば壁はタイル

ですね、奥のテーブルではご婦人がビールのお代りをたのんでいました。

注文はとりあえず私もビールを注文。

つきだしはなんと鯖の味噌煮がつきました、食堂にしては粋ですね。

食べ物はメニューにつられて500円のラーメンを注文しました。

さっぱりとした味で、透明なスープがいいですね、ここのラーメンは

なつかしい味がします、麩が入っていました、昔、おじいちゃんに

連れられて、ラーメンを食べに行った事がありますが、そんな事を

思い出させてくれるなつかしい味でした。

改めて店内を見渡すとレトロ感がいっぱいです、あとから入った若い女性客1人

がビールをたのんでいました、午後のまったりとした時間、ビールをのんで

ノスタルジーに浸って、ボーッとして時間をすごすのってとてもいいものでした。

表に出てみると、惣菜屋さんが多いのに気がつきます、立ち食いしている叔父さんが

いました、おいしそうに食べていますね、自然な感じで、普通なら違和感があるので

しょうが、この場所では、なんの違和感もなく場所にとけこんでいました。

おじさんの路上の一人立ち食い、普通でした。

一歩裏通りに入ると、銭湯がありました、もう随分銭湯にはいっていません、

今、入浴料はいくらぐらいするのでしょうか、町屋に住んでいた頃はよく

通ったものでした、湯船の上の富士山の絵をなつかしく思い出してしまいます。

 

帰りは、バスにのり、錦糸町へでて、ひさしぶりなので両国で下車しました、

ちょうど相撲も興行中なので相撲博物館が開館していたので、ちょっと

見学して、ついでに番付け表を買って帰途につきました、1枚50円です、

以前、浅草の路上で売っていた時は1枚100円、そういう商売もあるんですね。

砂町商店街の地図を見たい方はこちらへどうぞ→地図

商店街の長さ約600メートルの短い商店街ですが、1日平均15000人の買い物

客がくるそうです。

雨まじりの一日でしたが、下町を楽しむ事ができた一日でした。

2013年12月9日記

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