浅草から上野界隈

ひさしぶりに訪れた浅草は、以前にもまして外国人観光客が多く、賑わいをましていました。その観光地の

一面以外に六区映画街の場外馬券売り場周辺の雑然とした光景やその独特の雰囲気が浅草らしい両面性をもっています。

まぎれこんでしまった外国人観光客もその意外性にとまどっているようです。又、花屋敷と伝法院の間あたりの渾然とした

飲食店街は競馬のある日は昼から開店している店もあり、ふと視線があった女店主からの呼び込みについ誘い込まれ

そうになりノスタルジックな気になってしまいます。

   

学校帰りによくたちよった靴屋の友人のお袋さんによくつれてってもらった天ぷらの「大黒家」もまだありました。

   

不忍池の真ん中にある弁天堂は夜になるとイルミネーションが綺麗でした。その向かいにあるのが

横山大観記念館です、横山大観が居住していた住居跡が記念館になっていて、彼の作品、遺品

等、数十点を見る事ができます。

住居は昭和29年に竣工し約1,400uの敷地に300uほどの屋敷があり作品を見る以外にも

しっとりとしたたたずまいが暖か味をかんじます。

     

ここは、旧岩崎邸。

明治29年に完成した三菱財閥の岩崎家本邸だそうです。英国人建築家により建設されたそうで

やはり英国風な建物です。

イギリスでもケンブリッジあたりに似たような建物がおおくありますが、英国の建物はどことなく威厳を感じ

ます、長い間の植民地支配の影響もあるのでしょうか。

   

上の写真は寛永寺、天海僧正が1625年に建立したそうで、当時の縁起をよむと当時、周辺は桜の

名所になっており、大変はなやかっだったとか。

    

  

 左上の写真は上野公園内にある、旧東京音楽学校

の奏楽堂のホール、この建物も明治23年に建立され

東京芸大の前身の東京音楽学校校舎だそうで

ホールにあるパイプオルガンは大正9年に徳川頼貞氏が

イギリスから購入し昭和3年にここへ寄付したそうです。

右はおなじみ東照宮にある旧寛永寺の五重塔です。

落葉のなかにたたずむ姿が印象的でした。

最後は上野駅前の上野公園下の上野百貨店。

ちかじか建て直しときいていますが........

昔、都まんじゅうの機械のまえでずっとみていたとても懐かしい場所です。

ずっとのこっているといいのですが............

次回の下町散策は湯島当りから神田方向にしようかな。

戻る